本を読むときに、テキストに蛍光ラインや赤線を引いてきました。

でも、引いただけで、そのまま放置されていました。

せっかく、そのときに何かを感じて引いた蛍光ライン・・・

そんな蛍光ラインたちをときどき、ここに書き写して行く事にしました。

31. 『インティファーダの女たち』p104 古居みずえ (彩流社)

「インティファーダは日本ではどう受け止められているの」とたずねるアイシャの目は鋭い。
「インティファーダ以後、少しは意識が変わって来たようだけど」
「以前はどうだったの?」アイシャがたずねる。
「アメリカからのニュースをそのまま受け入れて、パレスチナ人=テロリストというイメージがつい最近まであったわ。それがインティファーダではパレスチナの小さい子供たちまでが闘っているでしょ。銃を構えた兵士に立ち向かうのはほとんど素手同然の子供たち。パレスチナ問題を知っている人の中では見方が変わってきていると思うわ。でも大半の日本人はパレスチナの問題そのものを知らされていない状況よ」


パレスチナの問題は、筆者が言うように我々日本人にはあまりに遠い世界の出来事になってしまっている。彼女のようなジャーナリストのドキュメンタリーフィルムや本を能動的に見て、読まない限り、関連情報を得ることはない。だが、中東の不安定化、シオニズム、イスラエル、パレスチナの不法占領・虐殺、国境なき巨大資本家達、中央銀行、原子力利権、竹島問題、尖閣諸島問題、世界戦略、ビンラディンは2度死ぬなどなど、すべてに関連がある。

投稿日:2012-10-15