本を読むときに、テキストに蛍光ラインや赤線を引いてきました。

でも、引いただけで、そのまま放置されていました。

せっかく、そのときに何かを感じて引いた蛍光ライン・・・

そんな蛍光ラインたちをときどき、ここに書き写して行く事にしました。

17. 『ブルー・オーシャン戦略』 p146 W・チャン・キム、レネ・モボルニュ (ランダムハウス講談社)


野外広告に背を向ける非顧客層に共通した意識を洗い出し、この業界が泣かず飛ばずの状態にとどまっているのは、市の中心部の人々が長くとどまる場所に広告を出していないからだと気がついた。そして打開策を探ったところ、自治体であればバス停など好適地を持っていることがわかった。乗客は何分間かそこにたたずんでバスを待つため、広告のメッセージに目を通して感化されるだろう。このような場所を広告用に押さえられれば、非顧客層の第二グループを顧客に変えられるはずだ。


競争相手がひしめき、血みどろの価格競争が繰り広げられる市場をレッドオーシャン。ブルーオーシャンとは未だ生まれていない、誰も気がついていない市場のこと。企業が業績を上げるためには、レッドオーシャンで勝ち抜くよりも、ブルーオーシャンを発見して、そこで成長すべしと説く。言うは易し、行うは難し。ブルーオーシャンも時間の経過とともにレッドオーシャンになって行く。しかし、引用部分でわかるように、一件レッドオーシャンもしくはデッドオーシャンに見える市場も少し視点を変えれば、ブルーオーシャンになり得る。

投稿日:2012-10-01