本を読むときに、テキストに蛍光ラインや赤線を引いてきました。

でも、引いただけで、そのまま放置されていました。

せっかく、そのときに何かを感じて引いた蛍光ライン・・・

そんな蛍光ラインたちをときどき、ここに書き写して行く事にしました。

22. 『イスラームとは何か』 p66 小杉泰 (講談社現代新書)






クルアーンに予言者たちの物語はさまざまに登場する。クルアーンにだけ登場する古代アラビアの予言者もいるが、ほとんどは旧約聖書でお馴染みの人々である。洪水と方舟のノア、大族長のアブラハム、その二人の息子イシュマエルとイサク、イスラエルの民の祖ヤコブ、その息子=誠実なるヨセフ、律法を授けられたモーセ、そしてイエス・キリストと彼に洗礼を受けたヨハネ。こうした物語は、セム的一神教の啓示と予言の伝統を確認するものである。そして、陰に陽に、その流れの中でムハンマドが予言者として遣わされても不思議はない、と断言する。


旧約聖書、新薬聖書、トーラー、クルアーンはいつか読まねばと思いながら、読めていない。世界の行く末を予測するには、必要だと思う今日この頃。

投稿日:2012-10-06