本を読むときに、テキストに蛍光ラインや赤線を引いてきました。

でも、引いただけで、そのまま放置されていました。

せっかく、そのときに何かを感じて引いた蛍光ライン・・・

そんな蛍光ラインたちをときどき、ここに書き写して行く事にしました。

12. 『宇宙は何でできているのか』p36 村山斉 (幻冬舎新書)


全ての物理現象は、その前後でエネルギーの総量が同じでなければいけません。ある現象が起きたときには、全体のエネルギーが増えたり減ったりしてはいけないのです。もし、この基本法則に合わない現象があるとしたら、理論そのものを根底から見直さなければなりません。ところが、中性子の「ベータ崩壊」という現象では、その保存則が破れていました。ベータ崩壊とは、原子核の中にある中性子が電子を放出して陽子に変わる現象のことです。中性子は電荷が±0で、陽子は±1。ですから、中性子から電子(電荷-1)が1つ飛び出すと、電荷が+1となって、陽子になるわけです。


広大な宇宙の成り立ちを追って行くと、極小の原子、原子核、陽子、中性子、そして、クオークと限りなく小さくなっていく。興味が尽きない。

投稿日:2012-09-26