本を読むときに、テキストに蛍光ラインや赤線を引いてきました。

でも、引いただけで、そのまま放置されていました。

せっかく、そのときに何かを感じて引いた蛍光ライン・・・

そんな蛍光ラインたちをときどき、ここに書き写して行く事にしました。

14. 『ビジョナリーカンパニー』 p56 ジェームズ・C・コリンズ、ジェリー・I・ポラス (日経BP)



ビジョナリーカンパニーはきわめて有能な経営者を育成し、社内で昇進させる点で、比較対象企業よりも優れており、このため、何代にもわたって優秀な経営者が続き、経営の継続性が保たれている。しかし、すばらしい製品の場合と同様に、ビジョナリーカンパニーで優秀な経営者が輩出し、継続性が保たれているのは、こうした企業が卓越した組織であるからであって、代々の経営者が優秀だから、卓越した企業になったのではないのだろう。

別のページで、優秀な経営者には、「時を告げる」タイプと「時計をつくる」タイプの2つあると述べている。前者は、カリスマ、やり手、タフネゴシエーターという賞賛を受け、一般人にも名前が知れわたるような経営者だ。近年で言えば、アップルのスティーブ・ジョブスが思い浮かぶだろう。後者は地味な職人のように地道で、地味な存在だ。しかし、ビジョナリーカンパニーの礎を築くのは後者のタイプだと、筆者は主張している。

投稿日:2012-09-28