本を読むときに、テキストに蛍光ラインや赤線を引いてきました。

でも、引いただけで、そのまま放置されていました。

せっかく、そのときに何かを感じて引いた蛍光ライン・・・

そんな蛍光ラインたちをときどき、ここに書き写して行く事にしました。

23. 『国家の存亡』 p83 関岡英之 (PHP新書)

「間接収用」で「被害」を受けた外資が、相手国政府に損害賠償を請求する具体的な手段として用意されたのが、この「投資家vs国家の紛争解決」、通商ISD(Invertors-State Dispute)条項である。これにより、外資が国家を訴えることができるようになった。ただし訴える場は、相手国の裁判所ではない。世界銀行傘下のICSID(国際投資紛争解決センター)などの国際仲裁委員会と称する場で、そこでは数名の仲裁人が判定を下す。審理は一切非公開で、判定は強制力を持つが、不服の場合でも上訴することはできないこという信じがたいほど無茶苦茶な制度である。


TPPには、断固反対である。TPPで脅威にさらされるのは農業だけではない。ISD条項というトロイの木馬が仕込まれている。これは強力だ。明治政府が必死になって見直しを模索した日米通商条約どころではない。TPPが締結されたら、国家主権は骨抜きになってしまう。それなのに、こなき爺とトドを掛け合わせたような品のない米倉という経団連の会長は、TTPを推進している。もう完全に自分たちが儲かれば、この日本(下々の国民)がどうなってもよいという強欲を丸出しだ。このじいさん、中国との尖閣諸島問題でも、とんでもないことを言っていたし、ほんとうに酷すぎる。あの顔をみると、ほんと血圧が上がり、血管が破裂しそうになってしまう。

怒りの余り、読み苦しい文章になってしまったが、とにかく、TTPは本当にヤバイです。みんな、調べてみてください。

投稿日:2012-10-07